雨が降ってきた

ちょと飛ばして今日の出来事。

 

10/9

ふと、美術室の窓から外を見た。

昼間なのに、どんよりとした曇り空。こんなに曇っているのは初めて見る。

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しばらくして、再び窓の外を見ると雨が降っていた。雨に濡れたアスファルトの独特な懐かしい匂いがする。

雨を目にしたのは約3カ月振りである。ヨルダンに来てから一滴も1ミリも雨が降らなかった。

通りで眠いわけだ。本当にいろいろと支障がでそうなくらい眠かった。

飛び込んでくるアラビア語などいろんなものを無視して、馬鹿みたいに窓の外をしばらく眺めていた。 

 

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学校は山の中腹だ。本降りになったら大変だと思い荷物をまとめてそそくさと帰宅。

子ども達と長い長い下り坂を帰る。

 

雨の日の子どもの行動は面白い。日本だったら傘でチャンバラをしたり、水溜りで遊んだりするが、こちらの子ども達は坂を滑って降りていく。

 

ヨルダンのアスファルトは本当によく滑る。劣化もあるが、それに加え家の庭を掃除した泡だらけの汚水をそのまま道路に流す。

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 (排水溝なんて無く、そのまま坂を流れていく。)

 

慎重にゆっくり歩いていると、ツルツルと横を滑っていく子ども達が腕やシャツの裾を引っ張る。「ウィガー!ウィガー!(転ぶ!)」

やめてくれ。

 

雨の日の、ヨルダンの子ども達の手は転んで真っ黒だ。

 

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(久しぶりのマイナスイオンは本当に気持ちがよかった。)