浮標がどこへ流れ着くかなんて誰にもわからない。

9/17

こんな垂れ流しブログでも書くのにはばかることもある。(深い意味はない。)

そんな一日だった。

そんなに自分もうまくいくとは思っていない。

 浮き沈みの毎日だ。

肩を落として歩いていると、いつものファラーフェル屋さんのおじさんが寄ってけと手招きする。手際よくホブズ(パン)に目の前にあるいろんな野菜やフンモス(ひよこ豆をペースト状にしたもの)を乗せてクルクルと巻く。持っていけと毎度のこと御馳走になってしまう。多謝。

 

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9/18-9/19

もう一つの学校へ。

アラブ音楽が流れるバスに揺られながら8時前に到着。

ヨルダンのバスは満員にならないと発車しないので待ち時間が不安だったが、大学の前を通るため学生がたくさん乗ってくるので一安心だ。(と思って翌日、家を出る時間を少し遅らせてみたら遅刻した…。「遅刻してごめんなさい。」というアラビア語を覚えた。)

 

学校に着くと、すでに校庭にきちんと整列して国歌斉唱していた。

次いで代表の生徒がコーランを読み上げる。読み上げている最中は話しをしてはいけない。知らなかったから隣の先生に話しかけていたら軽く注意をされる。たしかに周りを見渡せば、皆腕を組んで目を瞑っている。落ち着きがないのは私と幼稚園の子ども達くらいだった。(この学校は幼稚園が併設されている。)

 

緑色の制服に白いヒジャブ、中には白だけれどレースのヒジャブの女の子もいる。

きっと白に準ずるものとか規則があるんだろうな。

遅れてきた生徒は校長先生に怒られていた。どこも一緒だなと思いつつ、朝から怒られたくないなとも思った。

校舎に入ってく生徒がジロジロとこちらを見てくる。

バスに乗っても、道を歩いてもジロジロと見られる。そりゃそうだ。わかっていても気分は良くない。

 

時間割があるので結構朝からバタバタしている。でも何だか騒がしい。校舎内に子猫が一匹迷い込んだそうだ。私が子どもの頃も学校に犬や猫が迷い込んでくると大騒ぎになった。普段見慣れているものでも、あるはずのないところにあると日常の中の非日常になる。ここでもそれは同じようで、騒ぎだす生徒、猫が嫌いで早く追い出してと叫ぶ先生、写真を撮る日本人。子猫は用務の女性に首根っこ掴まれて外に出されていた。

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(エサと共に追い出される子猫。)

  

学校は45分授業で2時には先生達も帰宅する。イスラム文化は家族を大切にする文化だ。(全部が全部そうではないだろう。家庭内暴力もあるらしい。父親が働かないから市場で物乞いをしてる少女もいる。)

帰宅して家族と昼食を取り家族と過ごす。日本の先生達は大体6時が退勤時間だと言ったら「嘘でしょ…。」と唖然としていた。(本当だし、実際はもっと遅くまで働いている。)

 

まったくと言っていいほど言葉が通じない。私も相当草臥れるが、相手も相当草臥れているんだろうな…。口惜しいな。