病院とタイルと学校と

二週間近く放置したブログをしれっと更新。

 

9/16

今日は少し暑さが和らいだ気がした。

この国に来てから、日に日に自分中の暑さと甘さのハードルが上がっているような気がする。

職場に到着。

各部屋に回って皆に挨拶をする。ヨルダン人は(と言っていいのか?)朝来てすぐには仕事をしない。まず挨拶とコーヒーを飲みながら雑談をする。(30分から1時間)個人的にはあくせくしていなくていいなぁと思う。

そんなこんなしていると、横でカウンターパートが礼拝を始めた。

メッカの方向を向いて、静かに言葉を唱えながらゆっくりと規則正しい動きをする。祈る人は真剣だ。

何だかジロジロと見てはいけないような気がして目線を外す。

 

今日も学校訪問へ。

と思いきや着いたところは病院だ。なぜだ?

 

「ここ病院だね?」「うん。ちょっと行ってくる。車にいるか?」

きっと朝「病院行ってから行くぞ」と言っていたんだろうけど、わかっていなかった。

面白そうだからついていくことにした。

朝から大変混み合っている。受付が馬券売り場のようだ。

受付があって診察室があってそんなに日本と変わらない。違うのはヒジャブを被った看護師と、カウンターパートのかかりつけ医が寝坊して来ていないことくらいか。

 

学校訪問を先に済ませ後ほどまた来るとのことだ。

 

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(病院の受付。並んでいるようで並んでいない状態。) 

 

寄り道は今日に限ったことではない。なかなか見れないものが見れるので私は好きだ。

この間はタイル屋さんに行った。きらびやかなタイルからモザイク柄のタイルまで各種取り揃っていた。

この国の人は装飾好きだと思う。今まで訪れた家には絢爛豪華な客間があった。きっとそれがステータスなんだろうな。こんなにいろんなタイルがあるのも納得してしまう。

けれど、一番驚いたのがディスプレイの仕方だ。少し傾斜がついた板に50cm×50cmくらいの正方形のタイルが何の接着もされずディスプレイされている。これ地震起きたら大変だぞと余計な(余計か!?)心配をしてしまった。

 

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(ペトラ柄…。)

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(以前訪問した家の客間)

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 (天井も抜け目なし。けれども中心がズレているところが微笑ましい。)

 

学校訪問も病院も無事に終わり、今後のことを相談する。

ぐだぐだしててももったいないと思い、既に訪問した学校の中から2校選ぶことにした。それに選択肢が増えれば増えるほど、考えすぎて身動きが取れなくなる気がした。こういうときはポイッと投げ込まれたほうがいい。愉快なおじさん達と会えなくなるのは寂しいが、バーバからの巣立ちのタイミングだと思った。

明日から職場が学校に変わる。