特筆することは何もない

9/6

今日も8時に職場に到着。

ボスの部屋に行く。普段通りに挨拶を交わす。スレイマンがいたので早速昨日の謎解き(なぜ、5時間も待ったのか?)にかかる。

「昨日アーデル何時に来た?」

「来たよ。朝」

「え?朝?」

私は私の訳を一番信用していないので3回くらい聞き返す。

「いつ?」「朝」「朝って朝?」「朝だ。」

「じゃあ、すれ違ったってこと?」「そうそう。」

そんなこんなしていたらアーデルがひょっこり現れた。

「アーデル昨日何時に来たの?」「7:30」

「いつもどおり8:00に来たけど問題なかったの?」「うん。大丈夫。」

すかさずスレイマンが「なんで電話してあげなかったんだよ!」と言ったら小声で「ナシートゥ(忘れちゃった)アースィファ(ごめんね)」

彼はしっかりと仕事をしていた。

忘れちゃったかー。そうかー。

 

ちょっと寂しい気持ちのまま5校目の小学校へ。

校長先生が見当たらず「校長はいないの?」と聞いたら「ハッジュッ」(巡礼)ときた。おぉ、ヨルダンっぽい。(浅い感想だなぁ。)

正確には、昨日巡礼から帰ってきて今日は休養とのことだった。

ここで初めて授業風景を見た。細長い机に3人ずつぎゅうぎゅうと座っている。

10歳くらいの女の子達、随分おとなしいというかお行儀がいいというか。初めて見る得体の知れない日本人に好奇と恐怖が入り混じったような視線も感じる。

この日は特筆することはあまりなかったと思う。

 

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(学校の壁によくこういった壁画がある。ほとんど先生達の作品だそうだ。何となく血なまぐさい臨戦態勢な絵ではある。)

 

 

9/7 

6校目女子高

教頭先生から巡礼に行った際に買ってきたという乾燥ナツメヤシ(デーツ)を貰って食べる。言っちゃ悪いが、見た目も味もそこら辺で売っているものと変わらない。甲子園の砂と同じだよなぁなんて思いながら食べた。憧れを持つ人間にとっては重要なことなんだろう。

ヨルダンは青い制服は日本で言う小学校、緑の制服は日本で言う高校だそうだ。これも言っちゃ悪いが、日本の女子高生だったら怒ってボイコットするんじゃないかと思うくらいの制服だ。(ところで日本の制服は彼女達が望んだものなんだろーか?世のおじさん達が望んだものなんだろーか?)

この日も特筆することは何もない。というよりは学校を巡回しすぎて何が何やらわからなくなっている。皆同じに見えてきてる。

 

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(着いたとき女の子達がバスケットボールをしていた。)