マンサフの作り方

ちょっと戻って20170929

高校の美術の先生のお宅にお邪魔する。

マンサフを作っているところを見せてもらう。スパイス入りのラバン(ヨーグルト)を煮込み、鶏肉を煮込む。お米は油と水で炊く。(こうすると鍋に米がくっつかない)ロッズと呼ばれるナッツを油で揚げる。残った油で玉ねぎを揚げる。そのまま油と共に玉ねぎをラバンに投入。このとき「ハラーム、ハラーム」と言っていた。多分、鍋とかフライパンに残った食材を捨てることはハラーム(イスラム教のやってはいけないことの意味)みたいだった。鶏肉の表面をオーブンで焼く。焼くときに少しラバンをかける。焼き色がついた鶏肉をラバンに投入して煮込む。炊きあがったお米にロッズとパセリのみじん切りをかけ、上に鶏肉を乗せて完成。食べるときはラバンをかけながら食べる。マンサフを初めて食べた時はラバンはスープだと思ってそのまま飲んであまりの濃厚さに驚いたけれど、これがお米にかけるととても美味しい。

 

 

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(手前がラバン)

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(ロッズ)

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(こういう使い込まれたキッチンになぜか惹かれてしまう。)

 

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(マンサフ完成。ロッズの歯応えも美味しかった。付け合わせの玉ねぎも、ジャルジールと呼ばれるちょっと苦い葉っぱも濃いめのマンサフを食べた後、口の中をさっぱり爽やかにしてくれる。これも美味しかった。)

先生の旦那さんと一緒に食べる。スプーンもフォークも使わず、上手に右手を使って食べている。よく見ると直径3㎝くらいのボール状にして食べていた。見事にきれいな球状だった。教えてもらったが何度やってもべちゃべちゃになってしまう。「まるでレアルマドリードの選手だね。」と言ったらとても喜んでいた。(こちらの人はサッカーが大好きだ。)

気づけば家族が大集合。次から次へと紹介されるが覚えられない。夕方涼しくなってから外で皆でシャーイ(紅茶)を飲む。

帰るタイミングがいつも掴みづらいが、じゃそろそろ的な空気を出して送ってもらおうとしたら、先生が「明日は7時に迎えにいくから。」と言っている。どういうこと?と思って聞いたら姉の娘が大学を卒業したから明日ホテルでパーティーをやるからあなたも連れて行くとのことだった。日本では飲み会は基本欠席ですが、(いろいろと目に見えてるから)面白そうだし、なかなか見れないかもしれないと思い行くことにした。

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 (息子さんの娘さん。可愛い。初めての日本人に戸惑いながらも最後には笑顔をみせてくれた。)