シリア料理

まだ終わってはいないがアメリカがエルサレムイスラエルの首都と認定するという動きがあった頃、アジュルンでは特に大きな動きはなかったが翌日学校に行くと、いつもの朝の全校集会で、選ばれた生徒何人かが壇上でその事について自分の考えを読み上げていた。(これも日本じゃあり得ないよな。)

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別の日には市場で買い物していたら日本人と聞かれ、そうだと答えると「アメリカのニュースについて日本人としてどう思う?」と聞かれた。普段は「スィーニー!スィーニー!(中国人)クーリー!クーリー!(韓国人)」と騒ぐだけなのに初めて意見を求められた。それほどこの国の人達、いやこの宗教の人達にとって大きすぎるニュースだった。浅はかな回答しかできなかったのは、言葉を知らないのではなく歴史を知らなすぎるからだ。余りにもわからなさすぎる。起きていることはわかる、言っていることもわかる、期待している答えもわかる。だけど何て言えばいいのか 、大きさ(重さと言った方がわかりやすいかな。)がわからないんだ。同じ物を持っているけれど、相手はすごく大きい、こっちはそれほど大きくない。感覚の問題か、当事者の問題か。で、本当の大きさはどのくらいなのかと。

 

話は変わり、シリアのお爺ちゃんことジュードといつもの様にスーパーで遊んでいたら奥さんから電話がかかってきて家に遊びにきなさいと言われそのままジュード家に遊びに行った。奥さんもジュードに負けず劣らず愛嬌があってとても可愛らしい人だ。ちょうど娘さん達もいて皆でシリアの話をする。言ってることが全部わからないのが歯痒いが、帰りたいのだけはよく伝わってきた。

ちょうど昼食の時間だったので、そのまま御馳走になる。

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(サハラブという牛乳とコンスターチの飲み物。これ冬の飲み物だ。作り方を教えてもらって何回か自分でも作っている。)

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(名前忘れた。水餃子みたいなやつ。ヨルダン料理に比べて少し味が落ち着いている気がした。こういうのを優しい味というのだろうか。)

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(皆こぼしながらよく食べます。すばらしい。)