壁塗りと修理と年越しと

最近のヨルダンニュース。二日連続銀行強盗。パンの値上がり(政府の援助が切られて二倍になった。元々が安いけれど皆さん家族が多いし、連鎖的に庶民の友のサンドイッチやシャワルマも値上がりする)。ザータリキャンプにアンジェリーナジョリーが来た。

景気が良くないのが目に見えてわかる。その中で景気のいいニュースと言っていいのか、ザータリにアンジェリーナジョリーがやって来た。着飾るだけがセレブじゃない、これこそ本物のセレブだなーと表面で思いつつ、頭の中には震災後福島にミッキーマウスが来た時のエピソードが浮かんでいた。「今日、ミッキーが来て駅前でパレードやってるんですって。東京から滅多に出ないんでしょう?彼ら。やばいね。」「やっぱりさぁ…、そのくらいやばいとこってことだよなぁ。」

 

一方、日本のニュースのページを開くと頭を下げてる画像ばかりだ。読む気も失せる。

もうやめようぜ弱い者いじめ。

 

とグダグダ言ってないでこのブログを年越しさせねば。

12月後半に入るとテスト期間になって授業はなくなる。私は一体何をしているかと言うと、自分の制作傍らテスト監督をしたり、1月に行われるタウジーヒ(日本で言うセンター試験)の試験会場になるので壁の落書きを白ペンキで塗っていったり、アラブ人女性の車を直したりと有意義な時間を過ごしていました。

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(こんな感じでガンガン塗っていく。いつもの格好のままやるのね。)

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3人とも至る所ペンキだらけになりながら終了。3人で学校の台所でワーワー騒ぎながらペンキを落とす。2人は汚れを落とすのに夢中だけど、私は汚れた手で地理の先生を追い回すのに夢中になっていた。

 

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このバコっと外れたルームランプを、ある事情のため至急取り付けなきゃならなくなった。

なんでそうなんのよ状態から始め、3人で知恵を絞り、切ったり削ったりしながらなんとか装着。

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(中の配線は繋いでません。3人寄れば何とやらだ。終わった後は3人で互いを褒め合う優しい社会だ。)

 

ほいでそんなこんなしていたら大晦日がやって来た。正月が近づくと日本は年の瀬感に溢れるが、こちらは全くない。イスラム暦だったかヒジュラ暦だったか忘れたけどイスラムイードの時が新年だ。休みも元旦だけだ。

大晦日の夜は大家さんとこで御馳走を作る手伝いしてMTVをみんなで見て過ごした。

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(大晦日。何の変哲も無い。)

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(アラブ料理タッブーレ)

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(ユースフが玉ねぎ嫌いなので、見られちゃまずいからママが玉ねぎを卸している間、私は台所のドアを塞ぐという場面。)

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(大晦日の御馳走。全部手作り。)

2日から仕事。上旬から生徒も冬休みに入り、二週目から私はアンマンに一週間語学スクールへ。そのまま冬休みに突入。

そして現在、冬休みは終わろうとしている。どうなることやら。