おもちゃ屋が儲かる日。
とはクリスマスのことである。
大半がイスラム教徒のこの町ではどういう感じになるのだろうか?
クリスマスが近づいてくるとスーパーの売り場にクリスマス商品(ツリーの飾りやクリスマス用のお菓子)がたくさん並びはじめた。
(アジュルン唯一の花屋もこの通り)
我が家でも大家夫婦(クリスチャン)があーでもない、こーでもないと言いながらクリスマスツリーを飾りはじめた。
大家家族と昼食を食べていたときクリスマスはムスリムもお祝いするの?と聞いたら「しないよ。クリスチャンだけ。祝日もムスリムは25日の1日だけだけど、私達は25日と26日の二日間。」「仏教徒は?」「なし。」まぁこれは冗談だけど、美術の先生や校長も含め大半の先生がムスリムだから25日だけだろう。(教員数約40人中キリスト教徒の先生は2人だけ。)
で、クリスマス当日。ひさびさの祝日は遅い起床だ。教会の鐘の音がいつもより心地よい。大家さん家でお客さん用にだすお菓子やコーヒーを御馳走になる。ちょっとまだ書くのに憚れるお菓子を食べる。午後から雨が降ってきた。
夜になっても雨は続いていた。自宅でぼけっとしていたら何やら外からブブゼラの音がする。なんだって雨の中、うるさいなぁまったく…と思っていたらうちのチャイムが鳴り響き、ブブゼラのけたたましい音とともにサンタが入ってきた。クリスチャンがクリスチャンの家を毎年まわっているそうだ。(当番制なのだろうか?)ワーって騒いでワーつって帰っていった。
秋田のなまはげを思い出す。田舎ならではの祝い方だ。
(寒かろうに…。)
(我が家のクリスマスツリー。)
(別のお宅のクリスマスツリー)
(また別のお宅のクリスマスツリー)
(コーヒーカップもクリスマス仕様。)
(貰ったプレゼントを見せてくれるユースフとイリヤーン。やっぱり銃は人気なんだね。)
(普段はおとなしい教会もクリスマスはこの通り。)